1950年頃、中国はチベットの侵略を開始した。
チベットはご存知だろうか? 中国の北にある、平均標高4500メートルぐらいの国家である。
当時のチベットは国民の5人に1人が僧侶という仏教国で、国家で一番 偉いのもダライ・ラマ14世という僧侶である。
2000年以上の歴史を持ち、独自の文化と習慣があり、チベット語を話す独立国だ。
中国共産党の毛沢東は「チベットは中国の一部だ」と発表し、欧米の帝国主義からチベットを開放するために人民解放軍を送り込んだ。
しかしチベットが中国の一部だった歴史は一度もないし、帝国主義に支配されてもいないし危機に晒されてもいない平和な国である。
中国はメチャクチャな嘘をついてチベットを軍事侵略したのだ。
チベットは宗教国家のため、外交政治も疎いし軍事力も育っていない。チベット軍はあっという間に全滅させられて、中国軍に支配された。
毛沢東はダライ・ラマ14世を呼んで「チベットは近代化が遅れているから我々が手伝おう」と持ちかけた。とんでもない押し付けだが、近代化が遅れていたのは確かだし、ダライ・ラマは「それも仕方ない」と条件を飲み始めた。ところが毛沢東は、
「近代化に宗教は邪魔だ。チベットは宗教を捨てろ」
と言いつけたのである。
これには従えない。先ほども述べたようにチベットは宗教の国なのだ。ダライ・ラマも民衆もこれは飲めなかった。
すると今度は、中国軍による宗教弾圧が始まった。もちろん言論による弾圧ではなく、暴力による弾圧だ。
民衆は激しく抵抗し、ゲリラで戦った。
ところが中国軍は、さらに恐ろしい行動を取るのである。
無数の大砲で41時間の集中砲火を行ない、宮殿を破壊しつくし、民衆を大虐殺した。
このときダライ・ラマはインドへ亡命し、中国の非道を発表したが、中国はなんと、
「ダライ・ラマは誘拐されインドへ連れ去られた。中国の非道云々は誘拐犯がダライ・ラマに無理矢理 言わせている」
とまたもメチャクチャな大嘘をついて自分たちの非道を隠したのである。
中国軍のメチャクチャな宗教弾圧は、あらゆる仏教建築物を破壊し、ほとんどの僧侶を虐殺した。
4500あった寺院は50以下に減り、15万人いた僧侶は1500人を切った。
虐殺されたのは僧侶だけではない。「餓死」という言葉すらなかったチベットで無数の餓死者を出した。一般市民も拷問や強制労働の末に虐殺された。
この虐殺の内容も凄い。我々ではとても思いつかない、中国ならではの拷問・虐待・虐殺である。
「人民裁判」という密告制度を設け、嘘でも人を密告しないと自分が密告されるという状況を作った。
密告された者は「犯罪者」として大勢の民衆の前に引っ張り出され、密告者は数人で犯罪者を虐待しなければならない。犯罪者は大勢の見ている前で蹴られ殴られ髪をつかんで引きずり回され罵声を浴びせられ唾を吐きかけられ、最後には殺された。それに参加しなかった者は「犯罪者」と同じ運命を辿るので、やらないわけにはいかなかった。民衆もそれを見ることを強要された。
中国軍に逆らった者や、少しでもデモ活動をした者は投獄され、虐待の果てに惨殺あるいは自殺に追い込まれた。
火あぶりにされたり、溺死させられたり、生きたままで解剖されたり、餓死させられたり、吊るされて熱湯をかけられたり、生き埋めにされたり、はらわたを取り除かれたり、首を切られて殺されたりした。
小さな子供には銃を持たせて両親を殺させたり、親の死体の上でダンスさせて笑いながら撃ち殺したりした。
これらもやはり民衆の前で行なわれた。同じ村人、友人たち、隣人たちは、それを見物するよう強いられた。
もちろん性的暴力として強姦の他、乳房を削いだり男性器を切り取ったり女性器に棒を突っ込んだりした。後に電気棒なんてスタンガンが出てきて口に突っ込んだり性器に突っ込んだりしている。
民衆の尊敬を受ける僧侶の場合、宗教抹消のためさらに辱める方法が取られた。
僧侶は民衆の前で人糞を食わされ、小便を飲まされた。首を絞める重りに仏像を使われたり、「仏がいるなら助けてもらえ」と高い場所から落とされたりした。
そしてこれらの虐殺数は130万人に及び、今現在でも弾圧が続いている。チベット語の教育も制限され、文盲率は70%を超える。文化や習慣の継承も断たれている。さらにチベット人は混血児の出産を強制され、去勢手術、不妊手術を受けさせられた。今では移住者の人口がチベット人を上回っている。
ナチスのホロコーストとタメを張る(いや、それ以上か?)徹底的な民族浄化が行なわれているのだ。
中国の侵略性には3つの要素がある。
まず中華思想。中国は世界の中心であり、世界に君臨する華であるという思想だ。だから「中華」という。無意識でも、これが彼らの根っこにある。
次に共産主義。差別も区別もなく生まれてから死ぬまで平等な世界を作るのが目標だが、そのためには人を殺してでも異論をすべて排除して良いという主義である(ここまで含めて「共産主義」なのだ)。
最後に、そもそも「ルールを守る」という概念がない国民性。なんでもアリ、ルール無用な中国人の性質は、今までに感じたことがあるのではないだろうか。もちろん個人差はあるが、今はそんな話はしていない。
これらを一つの文章にすると、次のようになる。
中国は世界を支配するべきであり、異論を唱える者は殺してでも徹底的に排除して良く、そのためにはいかなる手段も厭わない。
チベット侵略には、この文章がそのまま体現されているのではないか?
さらに中国は台湾や沖縄を「中国の一部だ」と唱え続けている。未だにチベットと同じ領土進出を狙い続けているのだ。
中国の周辺にある国は、常に侵略の意思に晒されているわけだ。
もう分かっただろう。中国は紛れもない侵略国家である。
その国が国連常任理事国なのである。常任理事国には裁判の「黙秘権」みたいな権利が与えられるので、どの国もあまり追求しようとしない。
そして核保有国である。
日本が単独で世界に放り出されたとき、核を持っていなければどうなるか、目に見えているではないか。
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